2010年4月3日土曜日

連歌新式追加并新式今案等の翻刻・読解(10)可嫌打越物―2




底本:京都大学附属図書館所蔵 平松文庫『連歌新式追加并新式今案』http://is.gd/aOqn8 ( )は原文小文字、一部のみ。[ ]は訳者注。中点・は列挙を示す。

一、可嫌打越物
  (打越を嫌うべきもの)

 野分に野字・分字 木枯に木の字 青に緑 家風に嵐 木曽に木の字 野邊・山邊にほとり 天に空 淡路に道 晨明に有字 入逢に入字・逢字 荻の聲・嘆を木によそへたらん 植物に可嫌打越 齢のみそぢ・よそぢ等に年の字 魂に玉の字 ながめに見 形見に見 努々と云詞 物思に物字・思字 憂に懶 憂につらき・かなしき なごりに名の字・残字 思やるに思 すくなきに無の字 はかなきに無字 

 知に物のしるし しるべ・あらましに有字 いづく・いつ・なに・なぞ・などといかに・いづれ なりとなり なれとなれ なるとなる なり・なれ・なる(付句嫌之打越不嫌之成字には不嫌之) たどるに尋 玉章に詞 哥に言の葉 敷嶋の道に哥 偽に真 生死に命 齢に老 翁に老 親に子(以上付句共可嫌之)文字余事

 蝉と日晩[ひぐらし]昔と古 楓と紅葉 世と浮世・世中 前世と後生 捨世・捨身等の捨字 東路と東屋 寝覚と閨・ぬると云詞 眠に寝字 冴と寒 捨世に桑門の世捨人 戀世と述懐・釋教の世 一文字 三字假名事 御字 比[頃]字 老と白髪 筆跡と鳥跡 跡字 岩と石 真砂に石・岩 篠としの 竹とすゞ 神字に神楽 九重と都 都と大宮 
 
 To Be Continued. 

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